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筋肉には、持久力のある「遅筋」と瞬発力のある「速筋」が存在し、その比率は個人によって違います。

また、それぞれの筋肉は適合する運動や鍛え方も異なりますのでボディメイクをされている方は知っておいて損はないです。

こちらでは、「遅筋」と「速筋」の違いと鍛え方をご紹介します!

筋肉の種類

赤身と白身のお刺身

身体の様々な場所で、それぞれの役割を果たしているのが筋肉ですが、全て同じというわけではなく形が異なります。
筋肉を構成する筋繊維には遅筋と速筋というものがあります。

遅筋は赤筋またはタイプ1、速筋は白筋またはタイプ2とも呼ばれており、身体の外からでは確認できませんが、両者を比較してみると文字通りの色をしています。

さらに、速筋はタイプ2a、タイプ2bに細かくわかれており、遅筋と速筋の割合は5:5でおよそ半々となっています。

赤身魚と白身魚をイメージするとわかりやすいと思います。
また、遅筋と速筋は色だけではなく働き方も異なります。

遅筋と速筋の役割

スローとファーストの道しるべ

遅筋と速筋は、両者とも身体を動かすために必要であるため、場所によって割合は異なりますが全身にあります。

遅筋は収縮速度が比較的遅いことから、「遅筋」と呼ばれています。
遅筋はゆっくりとした動きで長時間働き続けることができる筋肉ですが、それほど大きな力は発揮することができません。

ただ、持続性があり疲れにくいという特徴があるため、マラソンや長時間自転車をこいだりなど、スタミナが求められる動きは得意としています。

一方、速筋は瞬発力が高く短時間で大きな力を発揮するのが得意で、大きな力を発揮することに長けています。

ただ、疲れやすくスタミナはあまりないため遅筋のように持久力はありません。

俊敏な動きが求められる短距離や大きな力が必要なウェイトリフティングなどに役立つ筋肉となっています。

遅筋と速筋の鍛え方

メリハリのあるボディの女性と男性

筋繊維タイプの割合は生まれた時点でほぼ決まっており、その時点で将来プロのアスリートに向いているかどうかもわかると言われています。

ただ、鍛え方次第では遅筋と速筋の割合を効率的に増やすことも可能です。

持久力に優れた遅筋と、瞬発力に優れた速筋とでは鍛え方が異なります。

遅筋であれば、ウォーキングやランニングなどの長時間続けられる運動を行うことで鍛えることができます。速筋のほうは、筋トレなどで大きな負荷を加えることで鍛えられます。

また、速筋は鍛えると筋肉が太くなる性質を持っています。

例えばメリハリのあるボディにしたいのであれば、筋肉をつけたい部位の速筋を鍛えることでシルエットをよくすることができます。

ただし速筋は、年齢を重ねるにつれ衰えていく傾向があるため、意識して鍛えないと瞬間的な力が求められる動作ができなくなっていきます。
少しでもいいので、早い段階から日常的に鍛えることをおすすめします。

トレーニングのやり方や進め方は「プロがおすすめ!ボディメイクで理想の体型になるトレーニング方法」で紹介していますので、こちらもぜひお読みください。

この記事を書いた人

トータルフィットネスサポート代表/齊藤 登

パーソナルトレーナー齊藤登

2004年に栃木県宇都宮市にて有限会社トータルフィットネスサポートを設立しパーソナルトレーニング、国民体育大会の帯同トレーナー、医療機関での運動指導、スポーツや医療系専門学校の講師、運動や健康づくりに関するセミナーの開催などを中心に活動している。

NSCA(全米ストレングス&コンディショニング協会)ジャパン北関東地域ディレクターとして、日本におけるストレングス&コンディショニングの普及およびスポーツと健康に携わる専門職の育成にも力を入れている。

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